写真展巡り

   

先週末の3月11日土曜日は、311に、いちど津波にのまれたものの海保職員に助けられ、九死に一生をえた経験をお持ちのフォトジャーナリスト・高橋智裕さんが被災地を撮り続けた「共生」(終了)、風景写真家の先輩が紹介してくださった風景写真家 館野二朗さんがアイスランドのオーロラを撮影した「Northern Light —光の旅/Iceland—」(3月22日まで)、オリンパスの社員でトンボ写真家として有名な田中博さんの「東京トンボ日記」(3月15日まで)の3つの写真展に行きました。
それぞれまったく違う魅力のある写真展で素晴らしかったです。
 
とにかくみなさんの写真展を見て、嫉妬に似た気持ちと共に思ったのは、わたしも何か、心の底から没頭できる撮影テーマが欲しいということ(高橋智裕さんの場合は、切実な状況だったのでしょうが…)
ほんとは、ぼんやりとしたものはあるんです、何年も前から考えているものが。でも子供が小さかったり、旦那が単身赴任だったり、一番は、自分のやる気の問題なんでしょうけど、形にできないものがあるんです。今回みなさんの写真を見てもらった刺激を忘れないで、いつか何かできたらいいなと思いました。

ところで写真て、撮影したその人自身を、如実にあらわすと思いませんか?
もちろん人間なんて多面的というかマーブル模様で、この人はこうだなんて、とても一言では言えないと思いますが、少なくともその人の一部分は、否が応でも確実に写真に表れている気がするんです。
だからなのかな、私自身は自分の写真を人様に大々的に見せたい気がしないのは(広告を意識して撮ったものは別ですよ)。なんか裸を見せるようで、恥ずかしいのですよ。
それと同じで、実のところ人の写真も、あんまり見たいと思わないんです。見たら見たで今回のように素直に感動するんですけどね。
絵画の展覧会は好きなんだけどな。いろいろ考えすぎなのかな^^;
 
 
 
 
 
 


関連記事

コメント2件

  • すたーだすと より:

    3月12日(日)は私も写真展をはしごしてきました。一つは県立美術館の「世界文化遺産広島20周年記念写真展」、もうひとつは一般の写真サークルの定期写真展です。
    あちらこちらでカメラ女子など若い人のカメラマンもよく見掛けるのに、写真展へ行くとどうしても自由度?が高いからでしょうか高年齢の方が多く若い人を見掛けないのが少し残念です。
    作品は確かにその方の性格を表すように思います。
    また男性のしっかりした感じに対して女性の作品は感性の良さを感じるものが多いようにも思います。
    医学的には目も男性と女性では色彩などの感じ方が違うと言われているようですね。
    作品の評価は好みでも変わるでしょうが、同じ所から写してもプロの方は光と影の表現がアマチュアとは違って素晴らしいと思います。(違ってあたりまえでしょうが 笑)
    先日も竹本さんと同じアングルで「原爆ドーム」を撮りましたが同また、写真展へ行くと身近な所に被写体があることを感じて反省しきりです。

    でも裸を見せるようで・・・なんて仰らずに沢山作品を見せて頂けたらと思います。
    毎回HPの更新を楽しみにしていますので!

  • すたーだすと様

    いつもありがとうございます!
    すたーだすとさんも写真展巡りをされたのですね。

    たしかに男性の写真は、論理的に説明できるようなものが多い気がします。対して女性の写真は本当にもう感性優先で、撮影者本人も説明がつかないというようなものが、多いかもしれませんね。色彩も、女性の方が多く見分けられるという説もありますよね。
    どっちが良いも悪いもないのですが、単純に、興味深いですよね^^

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です