10歳の子どもと吾妻峡ハイキング&自転車型トロッコ「アガッタン」に乗る

我が家の秋の恒例行事、紅葉狩り低山ハイキング。
今年はちょっと趣向を変えて、低山ではなく峡谷ハイキングにしてみました。

子どもが0歳からこれまで登山した記録はこちら

今回歩いたハイキングコースは、群馬県は吾妻峡谷沿い。関東の「耶馬渓」とも称される名勝地です。
全体的な行程は下記の通り。

道の駅あがつま峡に車を停めて、吾妻峡谷沿いのハイキングコースを歩く(かなりゆっくり歩いて1時間ちょっと)→八ッ場ダムに到着(ダム見学・昼食)→13時45分~八ッ場ダムの隣、吾妻峡八ッ場駅から自転車型トロッコ「アガッタン」に乗って、雁ケ沢駅(道の駅あがつま峡近く)に行く(所要30分)→道の駅あがつま峡併設「天狗の湯」で温泉に入る→帰路につく

以前から乗りたかった「アガッタン」が空いていたのがこの枠だけで、それに合わせて仕方なく組み立てたコースでしたが、結果的にいろいろ快適で大勝利\(^^)/でした

「アガッタン」とは、八ッ場ダム建設に伴って廃線となった線路の一部を活用して運行されている自転車型トロッコです

往路は吾妻峡(あがつまきょう)沿いを歩く

ハイキングのスタートは「道の駅あがつま峡」。
こちらに車を停めさせていただき、あとで戻ってから、買い物、併設の温泉を利用しました。
道の駅内の観光案所でハイキングコースの地図をもらって、道の駅の裏手から吾妻峡沿いを歩いていきます。

前日は強めの雨のようでしたが、この日は清々しい青空が広がり、紅葉も映えていました。
道の駅でもらった地図はわかりやすく、要所要所には標識もあり、特に迷うことなく第一のポイント「十二沢パーキング」に到着。
この駐車場の奥に、ハイキングコースの入口があります。

▲木々の隙間から吾妻峡をのぞく

▲第二のポイント「鹿飛橋」。ここは渡らず左手のハイキングコースをすすむ

▲ふと見上げると・・・

ハイキングコース入口は少しわかりにくいものの、コースに入れば一本道で特に迷うことはありません。
ただ一カ所、赤い「鹿飛橋」のところで、遊歩道とハイキングコースに分かれます。
私達はハイキングコースを歩きたかったので、橋は渡らずに右手に見ながら、左に進みました。

▲紅葉台はまさに紅葉が敷き詰められた舞台のようでした

鹿飛橋から少し歩くと、紅葉の絨毯が広がる開けた場所に出ます。
ここが第三のポイント「紅葉台」。ここもキレイでしたね~

「紅葉台」は通路が整備されていて、渓谷にせり出すようにいくつかの「見晴台」が設置されていました。

「紅葉台橋」という吊り橋を渡って少し行ったら、ハイキングコースは終わり。
道の駅からここまで約1時間10分ほどで到着しました。
私が撮影したり息子が道草したりして、かなりゆっくり歩いてこの時間です。

多少のアップダウンもあり、ちゃんとハイキングといった感じでしたが、低山に比べるとかなり楽。
ここのところ体力の衰えを感じている自分的にはちょうど良かったですね。
でもエネルギーが有り余っている息子には、ちょっと物足りなかったかも?

舗装道路に出たあとは、少し歩いて八ッ場ダムに向かいます。

巨大建造物「八ッ場ダム」へ

▲巨大だーーー

▲こんな巨大建造物にはふだんなかなかお目にかかれないですよね

関東の人にとっては有名な「八ッ場ダム」。息子が「やっばダムって言いにく・・・」と戸惑っていましたが、「やんば」ダムですね。
総事業費は約5320億円で日本のダム史上最高額。計画から実に68年も要した巨大ダムです。
八ッ場ダムといえば、造るの造らないのでずっと揉めてるイメージでしたが、いつの間にか完成して、2020年より運用開始していたんですね。

ダムにはエレベーターがあり、上に行けます。
上には、八ッ場ダムの資料館のような施設や「やんば茶屋」というお土産と軽食が食べられる店があります(軽食は休止中)
ダム湖を眺めるようにベンチもあり、私たちはここで持参した昼食をとり、やんば茶屋でアイスクリームをいただきました。

ちなみに、現在ダムのエレベーターはコロナ対策のために一度に8人しか乗れないため、繁忙期には一時間待ちなんてこともあるそうです。時間の制約がある人は気をつけましょう。

▲ダムの向かいは「大蓬莱」

復路は自転車型トロッコ「アガッタン」に乗って

以前なにかで知って、乗りたいなーと思っていた「アガッタン」
家族全員が都合の良い日に予約を入れようとサイトを見たら、片道しか空いていませんでした。今とっても人気みたいですね。
それならばと行きは渓谷沿いをハイキングすることにしよう、今年は低山の代わりにこれにしよう、となりました。

▲これが自転車型トロッコ。夫と息子が自転車、私が真ん中の椅子に座りました

▲先頭さんがいます

▲トンネルが三つあります

▲気持ち良くって最高でした!

エレベーターでダム下に戻って、ダムのすぐ隣にある「吾妻峡八ッ場駅」から、自転車型トロッコ「アガッタン」に乗り、「雁ケ沢駅」(車を停めてある道の駅近く)に行きます。

自転車型トロッコは2人~4人まで乗車可能。
我々は3人乗りのものを借りました。
息子は漕ぎたいと言うので、真ん中の椅子には私が。
身長130cm以上から自転車に乗ることができます。
(真ん中の椅子はシートベルトが付いていて、かなり小さい子、1~2歳の子一人で乗っているところもありましたが要問合せ。)

私が重くて大変じゃないのかなーと思いきや、電動アシスト自転車なのでまったく楽だそうです。
しかし廃線を自転車で行くってだけでテンション上がりましたね~
トンネルがあったり景色も良くて、風も気持ちよく楽しかったです。良い経験しました。
人気なので予約はお早めに!

最後は温泉へ

▲道の駅そばから吾妻峡をのぞむ

自転車型トロッコ「アガッタン」の雁ケ沢駅から、車を停めてある「道の駅あがつま峡」までは徒歩5分ほど。
道の駅に併設されている「天狗の湯」に入って帰ります。

「天狗の湯」は源泉かけ流しで露天風呂もあって料金は大人420円。安い。

温泉であたたまった後は、道の駅の直売所で新鮮野菜を買って帰路につきました。

とても充実した一日だったな~体力も温存できたし~と満ち足りた気持ちで運転していたら、高速で複数の事故渋滞に巻き込まれ、2時間半で到着するところ5時間近くかかり、最後はヘロヘロになって家に辿り着いたのも、いつか良い思い出になるでしょう・・・。

 


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