映画『インサイド・ヘッド』

20151207

断片的に残る記憶。母親の笑顔、父親の横顔、姉の声。嬉しかったこと、悲しかったこと、妬ましかったこと、怖かったこと、むかついたこと。幼少期には、単純で数少なかった「感情」が、成長するにつれて、まるで絵の具の色が混ざり合うように、名前の付けようのない、いろんな「感情」が増えていったこと。それが成長なんだとは気づかずに、ただただ苦しかったこと。そして、たしかに喜びと悲しみは、いつも表裏一体だったなぁということ。そんなことを思い出させてくれた映画でした。

息子の付き添いで見たのに、いつしかわたしが号泣していました(笑)。3歳6ヶ月の息子もしょっぱなから、「これは、こころの中のおはなし?」と、胸のあたりをおさえながら聞いてきましたから、わたしの想像以上に、この設定を理解しているようでした。むしろ大人よりも、この突飛なストーリーをすんなりと自然に受け入れたかもしれません。

この年末に、すごい映画を観ることができて良かったです。


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