人間将棋


もう2週間前のことになりますが、山形県は天童で開催された人間将棋を見に行きました。
私が昨年来の将棋ブームに見事に乗っかっていることは先日白状した通りですが、そんな折、夫が、天童の近くでしばらく仕事をすることになったのです。
天童といえば将棋の街、将棋の街といえば天童です。そこで折角の機会なので、ちょうど人間将棋が行われる先々週末に合わせて、息子と二人、新幹線で天童に向かいました。
将棋教室まで行かせたのに、将棋に興味を持つどころか、難しかったのか苦手意識を持ってしまった息子。人間将棋に行こうと言っても食いつかないと思ったので、「あくまでパパに会いに行くんだけど、たまたま人間将棋というのをやってるから、ついでに見てみようか。」というテイで、誘い出すことに成功しました。

前日の夕方に天童着。夫と合流して今晩の宿にチェックインしたのち、天童駅周辺を散策。
倉津川沿いでは、枝垂れ桜がちょうど見ごろでした。川にかかる橋は、銀将橋とか桂馬橋とか将棋の駒の名前。よく見れば、町のあちこちに駒のオブジェがありました。
晩御飯は、水車生そばの「鳥中華」というお蕎麦味のラーメン。こちらのお店の看板も駒の形で、店内も駒の模様が随所にあしらわれていて、良い雰囲気です。
旅先に着き、初めて迎える夜に感じるあの独特の高揚感。天童でもしっかり感じることができました。

▲天童公園(舞鶴山)から天童市をのぞむ

翌日、人間将棋の会場である天童公園(舞鶴山)に向かいました。
人間将棋の日は車の乗り入れができないので、市内各所から出ているシャトルバスで会場に入ります。


当日はあまりに暑く、観覧席には直射日光が当ってきつかったので、メインの人間将棋の時間になるまで、会場のブースを覗いたり、屋台で山形牛カレーを食べたりして過ごしました。
その中で楽しかったのはこれ!駒書き体験コーナー。大きめの駒の片面に、好きな文字を自分で漆で書き入れ、片面にはプロの書き師の方に、好きな駒の文字を書いてもらえます。私は片面に息子の名前を書いて、片面には、息子が選んだ「龍」の文字を書き入れてもらいました。

13時ごろいよいよメインの人間将棋開始。
時折花吹雪が舞う中、甲冑に身をつつんだ人間駒たちが将棋を繰り広げる光景はとてもみやびやかでした。
対局者の香川愛生女流三段とカロリーナ・ステチェンスカ 女流1級が、武将キャラをブレながらも一生懸命に演じていて、それがとっても可愛らしくて楽しかったです。
最後まで見ていたかったのですが、あまりの暑さのため息子の体調を考え、途中で下山。
一泊二日の予定なのでこれで天童の旅は終わりです。
天童駅に併設された将棋資料館を見学して、帰路につきました。
息子は終始、人間将棋に興味を持つことはありませんでしたが、とりあえずパパにも会えたし新幹線(つばさ)にも乗れたので、まぁいいか、といった顔をしていました。

最後になりましたが、一番最初の写真は、山形駅にほどちかい霞城公園の桜です。一応風景写真も撮ったということで。

 


関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です