七十二候「金盞香(きんせんかさく)」

七十二候の「金盞香(きんせんかさく)」

本日11月17日から21日は、七十二候の「金盞香(きんせんかさく)」。
水仙の花が咲く頃です。
なぜキンセンカではなく水仙なのか。七十二候発祥の中国では、水仙の真ん中の黄色い部分を「金の杯(金盞)」に見立てたところから来ています。

・・・って、なんだか納得がいかない。
中国でも、水仙は水仙と書くし発音も似ていて「 シゥ(ェ)イ シィェン」なんだそうです。
だったらどうしてそのまま「水仙咲く」じゃないのか。
そもそも水仙ってこの時期に咲きますかね。1月頃のイメージです。
キンセンカは12月頃から咲くそうですし、普通にそのまま「キンセンカ」の事を指している、ってことはないのでしょうか。

そう思ってネットの海を彷徨っていると、tenki.jpに考察している記事を見つけました。

簡単にまとめさせていただくと、

七十二候が江戸時代に日本に入ってきて、日本の風土に合わせて解釈された最初期バージョンでは「水仙開く」とされていた。それが宝暦(1755~1798)暦作成時に、「水仙開く」が「鮭魚群(けつぎょむらがる)」に、「霎乃降(こさめすなわちふる)」が「金盞香(きんせんかさく)」にそれぞれ変更された。
その後また改暦があった際に、やっぱり元に戻そうとなったのか、改暦者が水仙が好みだったからなのかは定かではないが、「金盞」を「水仙」に強引に結び付けて解釈することになった。

・・・と、そんなことが考えられるそうです(真実はわかりません。いち考察です)。
そもそも、中国のオリジナル七十二候の「野鶏入水為蜃(キジが海に入って大はまぐりになる)」が、日本に来て「水仙開く」に置き換えられたらしい。キジが大はまぐりになるって、どゆこと・・・?

そうなんだ。
なんだかよくわからないけど、いろいろとあったことはわかりました。


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