ススキ、オギ、ヨシ(アシ)

オギ

▲ヨシ(別名アシ)

ススキ

▲ススキ

オギ

▲オギ

見沼たんぼのあちこちでオギがきれいです。

ススキ、オギ、ヨシ(アシ)って似てますよね。
以前ある仕事で、ススキ野原の風景写真が必要になり数点送ったところ、担当の方から、これらはススキではなくてオギ野原ですよ、とご指摘をいただきました。
その時に初めて、私がススキ野原だと思っていた場所の多くは、オギ野原だったことを知りました。
ススキ、オギ、ヨシ(アシ)の違いを調べてみました。

〇生育地が違う
高原など乾いた場所に生えているのはススキ、河原や湿地など水分の多いところに生えているのがオギ、ヨシ(アシ)

〇生え方が違う
株で生えるのがススキ、単独で密生するのがオギ、ヨシ(アシ)。

〇「穂」が違う
穂に「ノギ」というピンと伸びた針状のものがあるのがススキ、無いのがオギ、ヨシ(アシ)。

〇葉が違う
葉の中心に白い線があるのがススキとオギ。ないのがヨシ(アシ)。 なんだそうです。

ススキとオギは特に似ているのですが、オギの方が穂が長くて開いた時にフワフワしている気がします。
ヨシ(アシ)は、こうして比べてみると穂先の見た目が結構違うので、ひと目で違いがわかりますね。

ところで、ヨシなのかアシなのか、結局どっちなのかと思い、名前の由来も調べてみました。
もともと本来の呼び名は「アシ」だったのですが、「悪し」に通じるため、「ヨシ(良し)」と言い換えられたのだそうです。 結構いい加減な感じですな。

平安時代に書かれた回想録「更科日記」には、関東平野の光景について
「武蔵野の名花と聞くムラサキも咲いておらず、アシやオギが馬上の人が隠れるほどに生い茂っている」
と記されているそうです。少なくとも平安時代まではアシと呼ばれていたようですね。

畑を借りている見沼たんぼも、その名前からもわかる通り水分多めの土地なので、オギやヨシが多いです。
オギやヨシが多い土壌は根菜類の栽培に適しているそうで、確かに周りの畑の方もそんなことを言っていました。 何もしなくても美味しいサトイモやジャガイモやヤツガシラがモリモリできるそうです。

私の畑もサトイモがもうすぐ収穫できます。さて出来はどうでしょうか。
(先日堀り上げたサツマイモはつるボケしてあんまり実ができなかったので不安・・・)

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