マーキンスの自由雲台がロックされたら
先日秋の風景を撮影していたところ、突然雲台のノブが動かなくってしまいました。
マーキンスの自由雲台なのですが、同じことで対処に困る方が少なくないようですので、情報共有したいと思います。
わたしは自覚がないのですが、どうやらリミットダイヤルを設定した状態で固定ノブを反時計回りに無理にまわしてしまうと、リミットダイヤルと固定ノブが干渉してロックされてしまうらしいのです。
で、この時カメラを固定するところがグラグラと動いていたので、締めるために必死で反時計回りに力ずくで回したのですが、これが事態を悪化させました。結論を言いますと、固定ノブがロックされてしまったら、とにかくすみやかに時計回りに強くまわすこと!です。
さらにわたしの場合、近くで三脚を構えていたいかにも屈強そうな男性にお願いして、思いっきり反時計回りに回してもらったりしたので、もう素手では時計回りに回すことができない状態に陥ってしまいました。
そこで隣で三脚を構えていた、これまたとても親切な方が、車にもどってから(マイカー乗り入れ禁止の撮影地なので車は遠いのです)ラバーベルトレンチ(かたい蓋などを開けるための道具)を貸してくださって、先ほどお願いした屈強な男性に今度は時計回りでノブをまわしてもらい、めでたくロックが解除されたのでした。
しかし雲台が突然動かなくなった時は、軽くパニックになりましたよ~。なにせこの時は日の出の情景を撮るために場所取りもかねて朝4時から寒い中三脚を立てて待機しており(日の出時刻は6時17分)、やっともうすぐ太陽が出てくるという時だったもので。結局日の出までにロックを解除することはできず、ISO感度を上げて手持ちで撮ったのですが、やはり厳しく・・・。隣で三脚を構えていた方が「どうせ今日は条件の良い日じゃないから、落ち込まなくても大丈夫ですよ」となぐさめてくれました。この方は最後まで本当に親身になってくれてありがたかったです。早朝からいきなり力仕事(ノブ回し)を頼まれた屈強そうな方も、あれこれ気にかけてくださいました。また早朝というのに、マーキンスの日本の販売代理店の社長にはご親切にも電話でご指南をいただきました。寒い寒い朝でしたが、人の優しさに心が温まりました。というか、みなさんご面倒かけて恐縮です、ごめんなさい・・・。
最後にもう一度。
マーキンスの自由雲台の固定ノブがロックされてしまったら、時計回りに強くまわしましょう!時計回りですよ!
詳しくは下記ページ
使用管理ノウハウ(メーカーサイト)
ちなみに、マーキンスの自由雲台は良いですよ!とてもお気に入りです。
雲台を探している方は、わたしのユーザーレポートのほか有名写真家の方のユーザーレポートを一読してください。きっと欲しくなるはずです^^
ところで上の写真は、雲台のロックが解除されてから行った栃木県の大芦渓谷。白井平橋付近の紅葉がとってもきれいでしたよ。今週いっぱい見ごろなのでは。
雲台にカメラを自由にセットできる喜びをかみしめながら撮影を楽しみ、帰路についたのでした。
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