大阪探訪その2 個性的なお寺さん

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寺社仏閣好きなもので、大阪でもいろいろなところに行きました。
その中でも個人的に特に印象に残ったお寺5つを紹介します。

1 全興寺(平野区)
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この記事一枚目の写真は、このお寺の名物「地獄堂」に鎮座する閻魔大王像です。
そのお隣には、目を剥いた赤鬼と白髪のおばあさんの大きな人形が。結構恐ろしいです。
「地獄堂」前につくと、中から子供の激しい泣き声と共に、「だからもう嘘ついたらダメだよ!」とお母さんと思しき女性の声が・・・。続いてわたしと息子も中に入ったのですが、この人形をひと目見るなり我が息子も大号泣。おにキライ、えんまこわい、とパニックになってしまったので、すぐに出てきました。
この後、「また閻魔様のところに連れてくよ!」という文句が、三日間くらい効果を発揮しました(脅しはいけませんが、最近本当に言うことを聞いてくれないもので・・・。)

2 四天王寺(天王寺区)
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日本仏教の祖といわれる聖徳太子が建立したお寺。既存の諸宗派にこだわらない全仏教的立場とのことです。
金堂の壁画に目を見張りました。どこか漫画チックな絵柄で、最近の若いアーティストが描いたのものかと思いましたが、50年以上前に著名な画家、故・中村岳稜氏が描いた作品だそうです。
※この写真はあべのハルカスの展望台から撮ったものでジオラマ加工しています。

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極楽門の転法輪。「心が清浄になりますように」と唱えながら右に回すと良いそうです。
もちろんわたしは回しまくって手が鉄臭くなりました。
ちなみにこの極楽門、あの松下幸之助さんの寄進によって建てられたものだそう。そして公開はされていませんが、門の中にはお釈迦様とその弟子を描いた壁画があり、その弟子の一人の顔が松下幸之助さんになっているそうです。

3 法善寺(中央区)
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水掛不動尊。全身びっしりと青々とした苔に覆われていて歴史を感じました。

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すぐ隣にある甘味処と共に、小説『夫婦善哉』の舞台として有名です。
この界隈の横丁も雰囲気があってとても素敵でした。

4 難波八阪神社(浪速区)
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高さ12m、幅7m、奥行き7mの巨大な獅子殿がすごい。実際に見るとなんだか笑えるくらい大きいのです。
大きな口で勝利を呼び邪気を飲み込む、とのこと。
目はライト、鼻はスピーカーで、案外実用性もあるようです。

5 常国寺(平野区)
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大阪を代表する作家、梶井基次郎さんのお墓があります。
梶井基次郎というと、教科書にものってる小説『檸檬』と、「ゴリラーマン」を彷彿とさせるお顔写真くらいしか知りませんでしたが、お墓にレモンが供えてあるのを見て妙に感動しました。
31歳の若さで肺結核で亡くなったそうで・・・。あの顔写真からしますと、強そうな、丈夫そうな方に見えますが、わからないものです。

 


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