佐藤尚さん『47 サトタビ』がすごい

昨日、風景写真家の大先輩、佐藤尚さんの写真展『47 ぼくのより道~ガイドブックにないニッポン探訪』に行きました。同時に写真集『47 サトタビ』も発売されまして、早速購入しました。

わたしも写真を撮る者のはしくれとして本当に驚いたのは、その写真のほとんどがJPEG撮って出しだということ。RAWで撮っていじくりまくって、まるでCGみたいになっちゃってる美しい風景写真がもてはやされている昨今、これは凄いことだし勇気のいることだと思います。富士フイルムのカメラの素晴らしい性能もあるのでしょうが、佐藤さんの確かな技術と経験に目をみはりました。佐藤さんのお人柄そのままの優しい写真なのに、強い刺激を受けました。
佐藤さんとは、お互いにいい感じに酔っぱらっている時にしかお話したことがない気がするのですが(それも常に嚙み合ってない^^;)、いつかしらふで、まじめにいろいろなお話を伺えたらと思います。

風景写真を撮る人はもちろんのこと、旅が好きな人、日本の田舎の素朴な美しさに触れたい人、最近疲れている人疲れてない人、もうとにかくすべての人に、はげしくお勧めしたい写真展、写真集です。ぜひ!!
写真展は3月9日まで


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コメント2件

  • すたーだすと より:

    写真を趣味として真面目に向き合った頃、広島で有名なアマチュアカメラマンを紹介して頂き彼の所属する写真展を案内して頂きました。県立美術館で開かれるその展覧会はけっこう規模の大きなものなのですがすべての写真がRAWで補正され、また多くが合成されたものと聞き少し違和感を受けたのを思い出しました。 なにしろそれまでフィルムカメラでしかもお店任せで焼いてもらう世界でしたから。
    RAWの補正はフィルムでいう現像テクニックと考えればいいのでしょうが、補正なしのJPEGで撮れないものかと悩んだものです。
    今や当たり前のようにRAWで撮り補正していますが佐藤さんのような写真家もおられるのには少し驚きとともに技術の高さに驚くばかりです。

  • すたーだすとさま

    コメントありがとうございます!
    デジタルだと安易にいじれるので、ついついやり過ぎちゃったりして、良し悪しですよね。なんでもやり過ぎはいけませんね(^^;
    Jpeg撮って出しはほんとに凄いですよね。
    わたしもなるべく後でいじくる必要がないように、撮影するその瞬間を大事にしたいと思います。

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