高知県中芸地区が日本遺産に

魚梁瀬杉

少し前に取材で訪れた、高知県の中芸5町村(※)の「森林鉄道から日本一のゆずロードへ-ゆずが香り彩る南国土佐・中芸地域の景観と食文化-」という地域の物語が、日本遺産に認定されたそうです。おめでとうございます!
その昔この地域には、魚梁瀬杉(やなせすぎ)を運ぶための森林鉄道が縦横無尽に走っていました。その規模は西日本最大だそうで、現在もその遺構が数多く残されており、往時の姿をしのばせます。石造りの橋やトンネルなど、どれも雰囲気があってとても素敵なんですよ。写真を撮るのも楽しかったです。詳しくは、魚梁瀬森林鉄道遺産WEBミュージアムをご覧ください。
上の写真は魚梁瀬杉の林。幕末の志士、中岡慎太郎の通学路だったと言われる林道から撮影しました。

馬路村農協次第に衰退していった林業の代わりに、この地域の人々が注力したのはゆずの栽培でした。今では森林鉄道の沿線は、日本一のゆずの生産地なのだそうです。森林鉄道から日本一のゆずロードへ――そこには深いドラマがあり、今回その物語が、日本遺産に認定されたわけですね。
そのゆず栽培の中心的存在、馬路村農協さんも取材させていただだいたのですが、その真摯な姿勢に大変感銘を受けまして、農協で生産するゆず製品をたくさんお土産に買って帰ったのです。
わたしが特に気に入ったのは「馬路ずしの素」。もう普通のすし酢には戻れませんよ。。。この辺のスーパーでは売っていないので、馬路村農協から通販で購入するか、高知のアンテナショップに行くしかないのですが、それも厭わないくらい、えらく気に入りました。
ちらし寿しや手巻き寿しのご飯に混ぜる以外にも、ポテトサラダに入れたり、オリーブオイルと合わせてドレッシングにしたり、野菜のピクルス液にしたり。最近発見したのは、ナンプラーと合わせるとパクチーが最高に美味しくなるということ。醤油並みに常備しておきたい調味料になりました。

・・・ん?なにを書こうと思ったんだっけ。
とにかく、中芸地区の素晴らしさと日本遺産認定おめでとうございますということ、そして「馬路ずしの素」が美味しすぎるということを伝えたかったのです。

ところで日本遺産、リストを見ると、他にも興味深い場所がたくさんあります。
日本遺産巡り、40歳からのライフワークにしようかな。

 

※中芸5町村 奈半利町・田野町・安田町・北川村・馬路村


関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です