第11回朝日杯将棋オープン戦 観戦しました

白状しますと、昨年のフィーバーの時から、将棋の藤井聡太さんにドはまりしていました。

夫には、「考えてもみて?もし俺が中3の新進気鋭の女流棋士に突然はまって追っかけだしたりしたらどう思う?キモくない?」と真顔で問われ、確かにそうだな。とハッとしまして、そもそもあまりにもミーハーなのが恥ずかしいため、この事はひた隠しにしてきたのです。
 
だがしかし、これは自慢したい、させてください。
先日あの歴史的対局、朝日杯将棋オープン戦を観戦してきたのです!(一部の人にしか自慢になりませんが・・・)
念願の生・藤井聡太さんを拝んできました。

 チケット発売当日わたしは仕事で、たまたま帰国していた夫にお願いしてチケットを購入してもらいました。アクセスが殺到したためにサーバーがダウンしてしまい、結局3~4時間かかってしまったそうですが、なんとか一枚のA席チケットを確保してもらうことができました。
 
A席は階段状になっていて前の人の頭が邪魔だということもなく結構良い席で、しかもちょうど藤井聡太さんの顔が見える側でした。それでも表情がよく見えるほどの距離ではなかったので、持参した子供の双眼鏡で拝見していました。でもやはりおもちゃなので細部が見えずもどかしい。なので準決勝が終わった後の昼休憩中に、ちゃんとした双眼鏡を求めてビックカメラに走りました。その時ちょうど男子フィギュアフリーの中継があり、テレビ売り場は臨時パブリックヴューイングと化して大変なことになっていました。わたしもしばしその群衆に加わり、羽生選手の演技を観戦しました。これから冬季オリンピックのたびに、この日のことを思い出すのだろうな・・・。
 
 
将棋の生観戦てどうなんだろう、咳をするのもはばかられるような静かな中で、ただただ対局している2人を見る、モニターの盤面を見るというのは、将棋初心者のわたしに耐えられるだろうかと不安でした。が、実際にはまったく退屈することがなかったどころか、終始手に汗がにじんでドキドキが収まりませんでした。静寂の中、パチッ、 パチッ、と駒音しかしないのに、解説も実況の声もないのに、盤面を見てもさっぱり理解できないのに、です。
終盤ずっと震えていた羽生竜王の指、決勝で4四桂が出た時の会場のどよめき、今にして思えば、弟子の勝ちを確信したであろう杉本師匠が会場を去る姿、、、生で観戦する醍醐味を味わいました。
 
なにより、新しい双眼鏡ではっきりと見えた対局中の藤井聡太さんのお顔。
仏像を思わせる半眼になり、深い瞑想状態にあるような集中したそのお顔には、心底しびれてしまいました。(気持ち悪くてすみません;;)
 
これから藤井聡太さんはたくさんの棋戦で優勝し、何度も羽生竜王と公式で対戦することになると思いますが、今回その初めてを全部見ることができたというのは、わたしにとっても望外の喜びです。
 
ちなみに現在、息子を仲間に引き入れようと将棋教室に通わせています。昨日教室の終わりにお迎えにいったところ、駒箱を頭にのせておどけているのを先生にたしなめられている息子がいました。「フリビシャトゥ~ッ!」「イビシャトゥ~ ッ !」とか言いながら見えない敵と戦ってるし、藤井聡太さんみたいになれとは全く思っていないのですが、もうちょっとなんとかならぬものかとうなだれています。

>※一枚めの写真は、準決勝で羽生竜王が駒箱をあけているところが天井に映っていたもの。
 
 


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